企業とユーザーの意識の差
XP期限切れ、自治体「攻撃めったにない」
Yahooニュースより
IT関係の従事者と、仕事上でPCを使用せざるを得ない人との意識の差が表れてる……この一言に尽きます。
IT企業側にしてみれば「どうしてこんな事も!」と言いそうになりがちなことも、
ユーザー側は「そんな専門的な知識も、そこまでする時間もない」のです。
実際、MicroSoftの公式サイトなどで2007年から「XPのサポートは2014年に終わるよ〜」とアナウンスが出ていたのは事実ですが
仕事で必要だからPCは使うし自社webサイトもあるけど、関係のないプライベートな時間にまでPCを触りはしない、という人が
MicroSoftの公式サイトなど見るはずもなく。
仕事の合間に少し時間が空けば、まずするのは掃除や、チラシなど自社の宣伝活動準備。そして休憩。コーヒー休憩。おやつ休憩。そしてスマホでゲーム。
プライベートでPCを起動するにしても、Yahooニュースやyoutube動画、通販サイトで事は足ります。
そして「サポートが切れることにより生じる危険性」の具体例、サイバー攻撃という言葉にピンと来ない人はまだまだ多いと思われます。
官公庁や大企業ならまだしも、うちみたいな小規模会社にそんな事をする人はいないだろう…………
そのような声もチラホラ聞きます。
しかし、最近の事情から見ると、その認識は大きな間違いです。
下請けなどで知的財産を持ち、人材や設備投資不足でセキュリティ対策も万全ではない中小企業こそが狙い目、という流れになっているようです。
サイバー攻撃の主な内容は、メールやサイトを改ざんしてウィルスを仕掛けた上での情報漏洩。
そんな悪質な手口から会社を守れるのは、最終的には個人個人の意識しかないのです。
しかし、上記のような事情があるのもまた確か。
なので、web関係企業がするべき事は、お客様たちに脅威を広く知ってもらうための充分な説明、できれば勉強会も。
そもそも分野が違う人たちが、日々の業務の間に常に情報網を敷いておくのは、かなり無理があるのですから。
意識を高めるのも、サイバー攻撃から会社を守るのも、双方の努力があってこそ、だと思うのです。
先日お亡くなりになった、うちのXP
ユーザー側の最大の問題は、恐らく買い替える費用だと思われます。高額なのに入れ替えサイクル早いって、コストパフォーマンス悪すぎる……。
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