ネット上でのデマ拡散について思うこと
<AKB襲撃事件>ツイッターで流れた容疑者の「デマ写真」 拡散した人の責任は?(Yahooニュースより)
SNSが流行するのに比例して、これ見よがしにデマを拡散する人も増えてきました。
いつの時代も、母体が大きければ、問題人物の数も大きいものです。
しかしこのニュースの場合は、個人攻撃に等しいデマで、性質が悪すぎですよね……。
名誉毀損として通用するなら、それ相応のペナルティを課すべきだと思います。
Twitter上のデマといえば、東日本大震災時のパニック状態は記憶に新しいです。
様々なデマに振り回されたせいで、しばらく「拡散希望」の文字が生理的に受け付けなくなったものです。
例えば
大気中に含まれた放射能や、石油コンビナート爆発の影響で有害物質が雨に含まれる
とか
関西電力で働いている友達からの依頼で、関東の電気の備蓄が底をつくため、中部電力や九州電力からも送電を行うから節電の協力をしてほしい
など、祭りや花見より余程不謹慎なツイートが目立ちました。
他にもちょっと調べてみたら、信憑性が中途半端だけど何だか笑えるデマがいくつかありました。
・ツイッターの仕様変更。各ユーザーのツイート数は、従来の「総ツイート数」から「意味あるツイート数」に
・「mixi」を運営する株式会社ミクシィが東京地裁に自己破産を申請
・「ドラえもん」が若者のテレビ離れの影響で打ち切り
デマの拡散という行為自体は問題だけど、その発想力だけは純粋に羨ましいかもしれません。
すっかり名前を聞かなくなった mixi の自己破産とか、ありそうでなさそうな微妙なラインです。最近盛り返したようですが。
こんな絶妙な信憑性のウソなんか、なかなか思い付くものではありません。
などと関心するだけではダメですよね。
何せ拡散する側にも、それなりの責任は生じますから。
最悪の場合、デマを拡散したことで誰かに甚大な被害を与え、賠償金などが発生することもあり得るのです。
それを回避するためには、やはり与えられた情報を全部鵜呑みにしないことです。
何か怪しそうな、または大きすぎる情報が舞い込んできた時は、まず個人で情報収集をしましょう。
Twitterを見るために繋げているネット回線を、GoogleやYahoo、ニュースサイト検索に切り替えるだけで良いのです。
雨に放射能が含まれたり、AKB襲撃事件の犯人の顔写真が公開されたりすれば、まず真っ先にニュースになりますから。
そしてデマをデマだと見抜くスキルを磨くことも大切です。
私自身も頻繁に振り回されたりしていますが。
まず、情報の出所が不透明だったり、「関西電力の友達」とか「政府の関係者」「芸能界事情通」など中途半端な場合は
デマである確率がかなり高いので、疑っておいた方が無難です。
とりあえずショッキングな情報を拡散して注目されたい目立ちたがり屋さんが増えているようなので
それに乗せられないよう注意しなければいけませんね。
そうしないと、年に一度のビッグイベント・エイプリルフールの存在意義がなくなり
1年に1度の機会に盛大にどうでもいいウソを知人に披露して反応を楽しむ私の楽しみがなくなりますから。
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