Facebookの利用規約改訂が危険らしいという話
Facebookが利用規約を更新するそうですね。
本当は1月1日に改訂予定だったのですが、何故か30日に延びたそうです。
その利用規約について、ちょくちょく目にするのが
危険
逃げろ
プライバシーがなくなる
など、散々な評価です。
Facebookを使い続けるユーザーは売○奴、などと穏やかではない意見まであります。
一体どんな内容なんだ……と読んでみた結果。
おびただしい文字の羅列に、3分でブラウザを閉じました。
それじゃ意味ないよね、と思い、更に調べてみたのですが、確かにこれは批判を浴びても仕方ないかも。
一部理解できる部分はあるのですが。
そりゃアメリカの企業だからね、としか言いようのないルールがチラホラあります。
例えば
16.争議
本規約またはFacebookに起因または関連する、弊社に対する申し立て、訴訟原因、または争議(以下「申し立て」)はすべて、米国カリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所またはサンマテオ郡に所在する州立裁判所で解決するものとします。また、利用者は、申し立てを行う目的において、当該裁判所の対人管轄権に従うことに同意します。抵触法にかかわらず、利用者と弊社の間で生じたあらゆる申し立てには、カリフォルニア州法が適用されます。
とか。
17.米国外の利用者に適用される特別規定
1.利用者は、個人データが米国に転送され、米国で処理されることに同意します。
2.米国によって輸出入が禁止されている国に居住している場合、または米国財務省のSpecially Designated Nationals(特定指定国民)のリストに載っている場合、Facebookでの商業活動(広告掲載や支払いなど)、あるいはプラットフォームアプリケーションまたはウェブサイトの運営を行うことはできません。米国からの製品、サービス、ソフトウェアを受け取ることが禁止されている場合、Facebookを利用することはできません。
3.ドイツ国内の利用者にのみ適用される特別な規定については、こちらをご覧ください。
とか。
というかドイツと何があったんでしょう。
あとは大まかに意訳すると
「サービスだけは提供するけど、個人情報の管理や広告の取扱は自己責任でよろしく。アプリや広告は基本的に提供者とユーザーの問題だから一切責任取らないよ。あ、掲載されている個人情報は勝手に使わせてもらう場合もあるからね。文句があるなら裁判所で会おう。カリフォルニア州の」
といったところでしょうか。
殿様すぎて、むしろ勇気溢れるように見えてきてしまいます。
ちなみに、自己責任の範囲として、このようなものが挙げられていました。
* 近況アップデート・写真・動画を投稿する際の公開範囲設定
* プロフィール・友達リストの公開範囲設定
* 友達以外から検索された時に公開する情報の範囲
* 「いいね!」やコメントの共有範囲
* タグ付けされた写真の共有範囲
* Facebookアカウントの停止・削除
* 自分のタイムラインへ投稿できる人
* 自分が投稿したコンテンツへ「いいね!」やコメントできる人の範囲
* 写真に付けられたタグの削除
* 友達削除とブロック
* アカウントに不正ログインされた時にすべきこと
* 表示される広告
* ニュースフィードに表示されるコンテンツ
2015年1月1日のFacebook規約改定で何が変わる? 注意すべき点は(THE PAGE より)
確かに利用する際のトラブルまで全部請け負え、というのは無茶な話ではあると思うのです。
個人情報の管理も、基本的に自分で設定するものですから。
しかし、難しくて使いこなせない、という意見も分かります。私もそうですから。
そんな私たちのために、このようなガイドが設置されたようです。
日本人の特性上、受け入れられない規約が増えたかもしれないので(そもそも本名登録が特性に合わないと思われるので、流行った時はびっくりしました)確認して納得できたら利用続行、無理なら退会でOKだと思います。
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