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16.03.02

手が込んでるんだか雑なんだか分からないフィッシングメール

うちは人口が少ない田舎の、しかも田園地帯に位置する零細企業なのですが、定期的にりそな銀行からメールが届きます。

送信者も本文も日本語

言うまでもなくフィッシングメールなのですが、これ、未だに続けて効果あるのでしょうか?
このブログでかなり昔に紹介させていただいた記事とほとんど同じ内容なのですが。
当たり前ですが、りそな銀行webサイトでも注意喚起されていますし、Yahoo知恵袋でもTwitterでもネタにされているくらいのメジャーさは、いっそ我が社としても見習いたいくらいです。

そんな釣る気があまりなさそうな有名フィッシングメールなのですが、徐々に形態が変わってきています。
まずは送信者の名前。
これまでは【りそな銀行】だったのですが

送信者がタイ語

謎の言語です。
Google先生に問い合わせてみたらタイ語でした。
ついでに翻訳してみたのですが

Google翻訳→マルのC H yをAaの電力庁メルキゼデク

Google翻訳がすごくがんばってくれたのだけは伝わってきました。

そしてそのメールも、最終的にはこうなります。

本文が文字化け

やる気あんのか。

じゃあこれはタイ発のフィッシングメールなのかな?と思い、一応メールヘッダを確認してみたところ

エンコードは中国語

GB 2312-80(あるいはGB 2312-1980)は、中華人民共和国の国家規格として定められた簡体字中国語の符号化文字集合(いわゆる文字コード)で、主に中国大陸などで使われる。(Wikipedia より)

ちなみに、このメールに記載されているURLをクリックしても、飛ばされるのは別サイトです。
記載されている文字は間違いなくりそな銀行のものですが、aタグか何かで貼り付けられている本当のリンク先は違っていました。
URL調査をしてみたら404エラーが出るみたいなのですが、サイトは海外のものでした。
実験してみよう!とクリックするだけで、失敗と表現するにはあまりにも深い痛手を負う可能性もありますので、騒がず触らず、そっと迷惑メールとして処分してください。

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