企業ブログにおける『内輪ネタ』と『社内の日常』の違い
ブログネタを指南する記事で、必ずと言っていいほど『悪い例』として挙げられる項目があります。
内輪ネタ
ものすごく納得の行く話ではあります。
顔も見たことのない他人が何をしたとか、全く有益ではありません。
正直に言ってしまえば、どうでもいいです。
そんな「これ、本当に面白いと思って書いてるの?」という記事を書くなんて……
書いてた。
時には変な猫耳までセットして、事あるごとに、いえ、事がなくてもネタにしていました。
数年前にアップした猫耳社長は、当然ですが反応は未だにゼロです。
企業ブログとして本来あるべき姿は、やはりお客様のお役に立つ記事です。
自社が取り扱うサービスの範囲内で、専門的な知識を持ち得るからこそ提供できるネタは、たくさんあるはずなのです。
それをできる限り理解しやすく、時にはユーモアを交え、親しみやすさを損なわずに役立つ記事を書く。
企業ブログ担当に求められるのは、専門的知識と文章力、そして発信力です。
しかしうちの場合、その手法は取りづらい環境です。
ホームページの作り方 → 当社より100倍以上知名度の高いブログが巷に山ほど溢れています
デザインのノウハウ → Nには無理です
htmlやネット関係のウンチク → 全く語れないこともないけど反応率は著しく低いです
いや、精進しろよ。
書いてる自分でもそうツッコミを入れたくなる、この現状なのですが。
ふと思ったのは「でも企業ブログって、社内やスタッフの日常もアップするよね」ということです。
先日は某社さんのブログで新年会の様子を閲覧しながら、モニタの前で1人ヨダレを垂らしていました。
そこで、「社内の日常が内輪ネタにならないための条件」を、自分なりに考えてみました。
・元々お客様と友人のようなお付き合いをする社風で、閲覧するユーザーの中でもお客様がかなり高い割合を占める。
・全てのユーザーに伝わりやすいような表現で書かれている。
・会社に親近感を持ってもらうことを目的として、1週間に1回くらいの頻度で社内の日常を紹介する。
・いきなり「スタッフの◯◯が」と固有名詞を出さず、最初に軽く紹介する。
・登場人物を3人以上出さない。
・斬新な発想と面白い切り口と高い文章力で、会社を知らない人含めて誰もが楽しめる記事になっている。
ちなみに何1つできていません。
敢えて言うなら、1番上が当てはまるような、当てはまらないような。
しかし反応は、喜んでくださる人と呆れる人の2パターンあります。後者は主に社長ですが。
しかし専門性が高くてもブログの記事にはできない内容の場合、特に話題といえる動きがない場合など、企業ブログはネタに困る事態が頻発します。
そんな時は、地元ネタや「私がお勧めする◯◯10選」なども、喜ばれることが多いのではないかと思います。
内輪ネタで許される事例も、あるにはあります。
誰もが「内輪ネタを読みたい!」と口を揃える企業になれるのが、恐らく一番良い形ですよね。
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