福井県のweb制作は有限会社ハートブレーン
16.10.06

ネット上における画像の無断使用と著作権

つい最近、ニュースで「レシピに著作権はないの?」という問題提起がなされていたのを思い出しました。
答えは「ない」です。
しかし大手のレシピサイトなどは、サイト独自の著作権や所有権を明記している場合もあるので、その場合は無断使用に対する罰則が発生するそうです。
ちなみに著作権がないのは、あくまでも分量や手順のみで、画像などには著作権が発生するそうです。

では、公開する以上世界中に発信されることが前提である、webサイトそのものは、というと。
もちろん、著作権はあります。
人物の画像に関しては、肖像権もあります。

ハートブレーンロゴ

このような画像を(使いたい人がいるかどうかはともかく)保存し、自サイトやブログで自分の画像としてアップすれば、著作権侵害になります。
とは言っても、広いネット上でのこと、誰かが無断使用していても見つかる可能性は少ない……
そうお考えの方。甘いです。

高知県がイラスト無断使用 「無料と思った」(産経ニュース より)

有料写真が無断使用されたアマナイメージズ勝訴 クリエイター側の損害賠償のハードル下げる画期的判決(ねとらぼ より)

ツイッター写真無断使用裁判 判決(gooニュース より)

最近だけでも、このような判例があります。
3つ目のニュースはSNSです。SNSでも不可なのです。
特にTwitterは、少し前にGIF画像とかいう機能が追加され、LINEのスタンプのような感覚で使えるのですが、この画像はGoogleの画像検索から自動的に拾われたものだそうです。
無闇に使用すると、著作権に触れてしまいますので、ご注意ください。

話が横道に逸れましたが、今ではもう「どうせ見つからない」は通用しません。
何せ画像を保存する手段が数多いだけに、苦心して撮影したかわいい我が子を守りたいクリエイターさんも、無断使用されては商売が成り立たない素材屋さんも、厳しくチェックするのは当然のことと言えます。
写真を無断使用されて裁判で勝訴するまでの様子を細かくブログで報告していた方がいましたが、請求される賠償金も1千万円以下というかなりお高めの設定です。
発見される可能性が格段に上がり、失うものも大きすぎる無断使用は、正しく百害あって一利なし。
ただでさえテレビからネットの時代に移行していると言われている現代に、ネットの力を楽観視するのは賢い選択ではありません。

あと、このような恐ろしい機能もあります。

Google画像検索

Google画像検索

パソコンの中にある画像はドラッグすれば、ネット上の画像は画像URLを入力すれば、類似した画像とどのサイトが使用しているか、簡単に検索できます。

Google画像検索で色々見てみると、まだまだ無断使用しているwebサイトがあります。
しかし「他の人もやってるんだから」は「どうせ見つからない」と同じです。
「赤信号 皆で渡れば 怖くない」ではありません。
1人だろうがたくさんいようが、赤信号は赤信号なのです。

思わず使いたくなるような素晴らしい画像を生み出したクリエイターさんはもちろんのこと、自分がこれまで積み上げてきた評価、企業サイトは更に自社の評判、社員たちの運命など……1回の無断使用で、各方面が不幸に陥れられます。
どうしてもそのサイトの画像が欲しい場合は、素材サイトでなければ、必ず許可を取るようにしてください。

ついでに、企業の場合は、SEO対策という意味でも無断使用は控えた方が良いのです。
Googleではオリジナリティのあるコンテンツを重視する傾向にあります。
どれほど不格好でも、その企業にしかない独自性のある画像が好まれます。
多少面倒かもしれませんが、せっかくwebサイトやSNSで自社の情報を発信できるのですから、魂の込もった独自の1枚を並べてください。

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