情報の海に溺れながら人は安寧の地を求める
一昔前はテレビや新聞・雑誌のみだった、政治情勢やスポーツ・芸能情報。
しかし今やweb上で様々な場を設けてあらゆるニュースが発信され、国民の「知る権利」を行使する機会は増えています。
しかしそのせいで、様々な角度から斬り込んだせいか、同じニュースでも与える印象が全く異なってくるケースや、酷い場合だとフェイクニュースを見てしまう時もあります。
そしてそのフェイクニュースの内容が衝撃的且つ面白い内容だと、後々ウソだと証明されたにも関わらず、デマが1人歩きすることだってあるのです。
人はいつだって最終的に、信じたいものを信じようとするものです。
それが決して耳に心地良い情報でなかったとしても、最初にそう刷り込まれてしまえば、情報のアップデートは可能であっても、逆方向の可能性を考慮して認識を改めていくのは容易ではありません。
情報が人を傷つける世の中において、自分を守るための、当然の生存本能ですから。
しかし、やはり情報の取捨選択というものは必要です。
例えば……
ハートブレーンの小川秀夫社長は、ギターと倫理が趣味で横文字と美人に弱い、愛嬌のある人柄です。
しかしそれが、世を忍ぶ仮の姿だったら、どうしますか……?
実は
あまりに優秀すぎる頭脳に危険を感じた両親が、学校では人並みの子を演じさせてはいたものの、中学で知能テストを受けたことで、世界を裏で牛耳る組織Xに存在がバレ、アメリカ一強のパワーバランスを崩そうとする日本という国の監視をすることになり、普段はちょっとおっちょこちょいな一般市民を装いながら生活し、月1回の会合で日本人の生態や興味などを報告している
という別の姿があるのだとしたら……?
という一見とんでもない設定に対して、ある人は「そんな小川社長なんて認めない!僕の知ってる小川社長はそんな闇なんか抱えているはずがない!」と拒絶反応を示すでしょう。
そしてとある人は「そんなミステリアスな人って、ス・テ・キ…小川社長を見る目が変わったわ」と好意的に見るはずです、きっと。多分。
そして残り9割くらいの人は、「意味分からんし」と鼻で笑ってこのブログを閉じているんだろうな、という予想はつきます。
なので、お付き合いいただける1割の心優しい方。
小川社長には、日課があります。
社長はよくコーヒーをこぼします。
書類にこぼすならまだ良い方で、パソコンや電子機器が犠牲になった例も数知れず。
コーヒーだけならまだしも、新品のmacを車からガシャンと落としてモニタが台無しになり、社内でも会計士さんでもなく平野さんの目を恐れて隠蔽工作をしようとした前科まであります。
新品macクラッシュなら能登もやりましたが。
とんでも裏社会設定を見た後、この情報を目にしたとします。
前者の嫌悪感を抱いた人は
「やっぱりあの変な生い立ちは間違いだった!これが社長だ!」となり
後者の好意的な人は
「またこうやって、チャーミングな小川社長を演じているのね!」となります。
雑で確実性のない説明ではありますが、こういった自分の信じたいものに近づくように情報を取捨選択することを、認知バイアスといいます。
本当に雑でしかも明確には違う可能性もありますので、後日またこの認知バイアスや印象操作について、自分なりに考えた記事を書く予定でいます。
その時はよろしければ、またお付き合いください。
ところで、このブログを書いている最中に画面を見た社長の「能登さんまた変な記事書いて!肖像権の侵害や!」という失礼極まりない反応もまた、認知バイアスに含まれます。
このブログをご覧になられている経営者や上司の方々は、下々の会社を盛り立てようとする努力を素直に認めてあげてくださいね。
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